どうもーくまおです。
東京ではまた緊急事態宣言が行われ、飲食店や商業私施設などで制限が行われることになりましたね。
本来ならゴールデンウィークで旅行やレジャーなど人とお金が動いて経済が回る時期ですが、そのタイミングに合わせて宣言が出されたことで、それを当てにしていた業界は大打撃を受けることでしょう。
また、個人も長期休暇が取れるこの時期に旅行などを計画していた人も自粛を余儀なくされストレスが貯まるゴールデンウィークとなりそうです。
ただ、こういうどこにも行けない時だからこそ、今まで出来なかった事、やってみたかった事にチャレンジする良い機会ともいえます。
極端な話、会社員を辞めてリタイアを考えてみたり、独立してフリーランスでやっていけるかを検討してみるのもよいでしょう。
今回は、早期リタイアを考えた時に具体的に決めておきたい6つの事を紹介していきます。
目次
早期リタイアを考えた時に決めておきたい6つの事
誰もが働いていてツライ時や自分の時間を持てない時に、早期リタイアして自由になりたいなと考えたことが一度はあるでしょう。
労働をしている人の夢である早期リタイアを目指すうえで、下記の6つの事をしっかりと考え実行すれば、その夢はきっとかないます。
- なぜリタイアしたいか
- リタイアするにはどうすればよいか
- いつまでにリタイアしたいか
- フルリタイアとセミリタイアどちらを目指すか
- リタイアするために目標とする金額はいくらか
- リタイアした後にやりたい事はなにか
なぜ、この6つが早期リタイアを目指すうえで大切なのか解説していきます。
なぜリタイアをしたいか
まず、最初に「なぜリタイアしたいか」を考えてみましょう。
会社員を辞めたい、仕事を辞めてリタイアしたいと考えているということは、何かしらリタイアしたい理由があるから考えているはずです。
この気持ちが弱いとリタイアに向けて頑張っているときに途中で心が折れてしまいます。
リタイアするまでの準備は長期間になります。5年、10年長ければ20年かかるかもしれません。
長期間継続してリタイアに向けて頑張るためにも、現状のリタイアしたい理由は出来るだけ沢山、そして具体的に書くようにして下さい。
書き方はちょち箇条書きで構わないのでメモをすると可視化できて後で見返すことができます。
くまおもリタイアを考えた時に、「なぜリタイアしたいか」を書いてみました。
具体的には下記のようなことが挙げられました。
- 仕事の責任が年々重くなりストレスが多くなっている。
- 毎日電車で1時間かけて満員電車に揺られて行かなければならないのがストレス。
- 忙しいときは、夜中まで残業をしたり休日も出勤しなければならないので自分の時間が取れない
- 仕事が忙しく家族との時間が取れていない。
- 上司に色々言われたり、周りの事を考えながら仕事をすることに疲れた。
私の場合は、ほぼ会社関係のことで埋め尽くされています(笑)
(どんだけ会社に不満があるんだ…)
「なぜリタイアしたいか」を書くことによって、その理由が明確になり、今自分がストレスに感じていることや改善したいことが見えてきます。
リタイアに成功すればこの問題になっている部分が改善されますので、リタイアを目指す時の大きなモチベーションにもなるでしょう。
リタイアするにはどうすればよいか
次に「リタイアするにはどうすればよいか」を考えます。
リタイアをするということは、すなわち会社を辞めるもしくは個人事業主の人は事業を辞めるということになります。
今まで労働で得ていた収入がリタイアすることにより途絶えることになります。
ただ、リタイアした後も生活をしなければなりませんし、衣食住を満たすためにはそれなりにお金が掛かります。そのため、リタイアするための準備をあらかじめ行う事が大切になります。
まず、一番大切なのは「お金を貯蓄する」ことです。
当たりまえのことですが、リタイアした後では蓄えを取り崩しながらの生活になります。
リタイアしたはいいが、蓄えがほとんどない状態でしてしまえば、すぐに貯蓄がなくなりまた仕事を始めなければなりませんし、一度リタイアしたのに働かなければならないのは大きなストレスになります。
そのため、もう会社員生活には戻らない気持ちでリタイアしても十分足りるだけの「お金を貯蓄する」ようにしましょう。
次に大切なるのは「生活費のダウンサイジング」です。
リタイアした後の生活では、日々の生活費がそのまま貯蓄の減少を意味します。
何も対策もせずに生活をしていれば、貯蓄したお金がどんどん減っていきます。
そのならないようにするには、日々の生活費を洗い出し、無駄がないか不必要なものはないか徹底的に洗い出し見直しましょう。
特に、生活費を見直すときに注目してほしいのは【固定費】です。
【固定費】とは、一度決まったら毎月の変動がない費用のことです。逆に毎月変動する費用は【変動費】といいます。
代表的な固定費として【住居費】・【通信費】・【保険料】などがあげられます。
ではなぜ、【固定費】を見直すのがよいのかというと、一度見直して費用を削減することが出来ればその効果がその後も続きます。
具体的には、借家の人であれば今よりも安い地域に引っ越したり、電話を格安SIMや最近各電話会社で行っているネット申し込み限定プランに変更したり、無駄に入っている生命保険や医療保険を見直すなどです。
リタイアをすると収入源は限られてきますから、削減効果が続く【固定費】の見直しは必須と言ってよいでしょう。
また、現役時代から意識して【固定費】を削減すれば、貯蓄するスピードも上がりリタイアするまでの期間も短縮できますので是非トライしてみて下さい。
いつまでにリタイアしたいか
次に「いつまでにリタイアしたいか」を決めます。
漠然と「リタイアしたいけどいつまでか決めていない」、「お金が貯まったらリタイアしたい」といった曖昧なスケジュール感ではいつまでもリタイアすることはできません。
必ず具体的な数字でリタイアするまでのスケジュールを立てて下さい。
「10年後にリタイアする」や「50歳までにリタイアする」といった具体的に数字に表した目標を設定することで、日々のモチベーションも自ずと変わってきます。
具体的にスケジュールを決める時は、自分はリタイアするにはいくら必要なのか、その金額を貯めるには今の貯蓄ペースだとどれくらいかかるのかを、しっかり計算して達成できる範囲で目標設定をするようにしましょう。
また、途中で自分が計画通りのスケジュールで進んでいるのか進捗も忘れないようにしましょう。
ちなみに私は「50歳までに7千5百万円を貯めてリタイアする」のが目標です。
フルリタイアとセミリタイアどちらを目指すか
リタイアをする上「フルリタイア」か「セミリタイア」かも考えておきましょう。
リタイアと言うと仕事を辞めた後は一切働かないイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。
「セミリタイア」をして第一線で働くことからは退くが、バイトなどである程度収入を得て社会と繋がりながら悠々自適な生活を送ることも十分リタイアと言えるでしょう。
「フルリタイア」をして、都心をから離れて畑や釣りなどの自給自足をしながら生活するのもいいものです。
要はその人の価値観やライフスタイルによってリタイアの形は変わります。
型にはめる必要はまったくありません。自分がリタイア後にどのような生活がしたいかを考えて決めてみて下さい。
また、リタイア生活に向けて貯蓄している間に考えを変えるのもいいと思います。途中でライフスタイルの変化は当然ありますので、その時にあった選択をすればよいでしょう。
くまおは、元々は「フルリタイア」を希望していましたが、何も働かないのも張り合いがないのかなと思い始め「セミリタイア」でもいいかと考えを変え始めています。
リタイアを目指して貯蓄をすれば、選択肢の幅は広がり柔軟に目標を変更することも変えることができますので頑張って貯蓄をしていきましょう。
リタイアするために目標とする金額はいくらか
これまではリタイアする動機やいつまでにリタイアするか期日の目標設定について説明してきましたが、実際リタイアするにはどれくらいの金額が必要になるのか、どのように算出するかを具体的に説明していきます。
まず、リタイアするうえで必要になる金額は、日々生活するのにどれだけ必要なのか、家族構成はどうなのか、今後大きな出費はあるのか、リタイア後に働くのか働かないのか、リタイア後にゆとりある生活がしたいのか最低限の生活費があればよいのか、などそれぞれのライフスタイルで最終的に必要となる金額は変わります。
そういうと「おいおい、じゃあいったいいくら必要なんだよ」と言われてしまいそうですが、目標としたい金額を計算するには毎月必要な金額の25年分があればリタイア出来ると言われています。
式にすると「毎月の生活費 × 12か月 × 25年 =目標金額」となります。
25年の根拠は、貯蓄した金額を毎年4%運用すれば貯蓄した金額を減らさずに生活することが出来るからです。
4%という根拠ですが、米国株の代表指標であるS&P500は1991年から30年間の平均で9.3%ずつ上昇していることを考えても毎年4%運用は十分達成できる数字といえそうです。
リタイアするうえでは、貯蓄した金額を取り崩すだけではなく運用して殖やすということも大切になってきます。リタイアしてから急に投資を始めると失敗した時に取り返しがつかなくなるので、現役時代に投資を始めて慣れておくことをおすすめします。
また、投資をすればリタイアするまでの期間も短縮することも可能ですので、是非チャレンジしてみて下さい。
くまおが目標としている金額の算定は、
25万円 × 12か月 × 25年 =7千5百万円
で計算しています。
目標としている月25万円はゆとりのある金額で設定していますので、実際は月20万円でもリタイアは達成できます。この辺は50歳になったときの状況は、その時の生活スタイルで臨機応変に変更していきます。
みなさんも自分が月の生活費はいくら必要か計算して、具体的な目標金額を算出して下さい。
リタイアした後にやりたい事はなにか
最期に決めておきたいことは「リタイアした後にやりたい事はなにか」です。
これまではリタイアするまでの事について書いていきましたが、実際にリタイアを達成した後も人生は続きます。
むしろリタイアした後が本番といっても良いでしょう。リタイアが目的ではなく、リタイア後にやりたい事をあらかじめ具体的に考えてそれを目標としましょう。
リタイア後にやりたい事を具体的に考えることで、貯蓄している期間のモチベーションにもなるので、今までやれなかったことや、挑戦したいことなど、沢山書くとそれだけで楽しい気持ちになり普段の生活にも張り合いがでます。
くまおもリタイアした後にやりたい事を書いてみました。
- サイクリングしながら色々な街を探索したい。
- 平日の昼間にショッピングや映画鑑賞など人が少ない時に行きたい。
- 閑散期などの安い時に旅行に行きたい。
- 今まで忙しくてなかなか手が出せなかったゲームなどをやりたい。
- せどりに興味があるので、ジャンク品を買ってきて修理をして販売してみたい
- プログラミングやウェブデザインなどに興味があるので、勉強をしてみたい。
- 最近趣味のドラムの練習ができていないので練習をしてライブをしたい。
- 平日に釣りをしながらのんびりしたい。
趣味や勉強など、今まで仕事で忙しくて挑戦出来なかったり、人がいない時期に旅行に行くなど、仕事をしながらは難しいこともリタイアすれば可能なことは沢山あります。
この「リタイアした後にやりたい事」が実際に出来るように頑張って目標を達成しましょう。
まとめ
早期リタイアすることは、働いている人のほとんどが考えることです。
今回紹介した6つのことを踏まえてしっかりと計画し実行すれば、決して無理ではありません。
- なぜリタイアしたいか
- リタイアするにはどうすればよいか
- いつまでにリタイアしたいか
- フルリタイアとセミリタイアどちらを目指すか
- リタイアするために目標とする金額はいくらか
- リタイアした後にやりたい事はなにか
大切なことは強い信念を持って諦めずに取り組めば必ず達成できますので、一緒に頑張って早期リタイアを目指しましょう。
くまおも50歳でリタイアするように仕事と投資両方をこれからも頑張っていきます。
この記事を読んでリタイアすることが出来た方がいたら是非教えて下さいね。
ではまた次の記事でー