明けましておめでとうございます。くまおです。
2021年も始まりましたね。
正月は食っちゃ寝で体重が増えてしまいました。
ついついお餅を食べすぎてしまいました。これ以上太らないように仕事が始まったら少し気にして元の体に戻していきます。
さて、毎年11月から12月にかけて新規上場する会社が増加する時期です。
その新規上場する会社に投資する手法の事を「IPO投資」といいます。
以前にも記事を書きましたが、「IPO投資」はやり方を間違わなければ再現性が高く損をしづらい投資手法です。
「IPO投資」にはいくつかやり方があり、初心者向けから上級者向けのものまであり大変奥が深い投資手法です。
今回は年末に使えるIPO年末持ち越し投資をやってみましたので記事にしていきます。
IPO年末持ち越し投資とは
毎年11月・12月には、新規上場する企業が増加する時期です。時に12月は1年間で一番上場する企業が多い月です。
日にちによっては5社が同時上場ということもあります。
そうするとどうしても投資家の資金が分散されてしまい、人気がある企業に資金が集中してしまうという現象が発生します。
複数の企業が同時に上場されると、人気がある企業と同じ日に上場した企業の中には本来より安値で放置されてしまう企業があります。
そういった安値で放置されている企業は、あまり新規上場する企業のないタイミングである1月や2月に物色されやすいです。
また、投資雑誌や人気投資ブロガーなどがおすすめしたりすれば一気に株価が跳ね上がる可能性があります。
お正月は皆時間が比較的ありますから、改めて11月・12月に上場した企業を見返して埋もれていた優良企業に気づくこともあるでしょう。
このような思惑から年明けに買われることを見越して、年末に予め購入する方法が「IPO年末持ち越し投資」です。
なぜIPO年末持ち越し投資をしたか
通常上場後に初値で購入する「IPOセカンダリー投資」が有名です。この投資手法は購入後に上昇する株をしっかり見極められれば大きく儲ける事ができますが、失敗すると一気にストップ安まで張り付く可能性もあり、上級者向けの投資といえます。
今回紹介している「IPO年末持ち越し投資」は、上場後一定の日数が経ち比較的株価が軟調になっている企業を買い付けていますので、いきなり大きく下落するということは低い手法です。
また比較的小型のIPOを狙うことで、その後大きく上昇することを狙うことが出来ます。
「IPO年末持ち越し投資」は初値で買う場合と比べ、リスクを抑えながらリターンを狙うことができるのでIPO投資の中では比較的やり易い部類といえます。
また、「IPO年末持ち越し投資」をやるときは、一つの銘柄に絞らずに複数に分けることでリスクを分散しながら勝てる確率を上げるのが良いでしょう。
このように、初値買いで利益を狙う方法と比べ損失は限定的にしながらも株価の上昇を狙うことが出来るので、今回「IPO年末持ち越し投資」を行いました。
実際に購入した銘柄
では、今回くまおが実際に購入した銘柄について発表いたします。
本当は3社購入する予定でしたが、1社は指値で刺さらなかったので2社となります。
4171 グローバルインフォメーション
購入単価:2,103円
グローバルインフォメーションは、様々な産業分野の市場調査レポートを販売している企業です。
上場日は2020年12月24日で、初値を付けた後ストップ高まで上昇しております。翌日も大きく上昇したのち終盤で大きく下落するという展開でした。
翌日以降はダラダラと下がっていくという典型的なIPO銘柄の動きをしています。
この銘柄を購入した点は、大きく2点あります。
1点目は、2020年の最終取引日である12月30日では、値段が下げ止まっていたためこれ以上下がるのは限定的だろうという予測したからです。
2点目は、2020年度の業績予想が経常利益250百万円に対し、2020年3Qまでで235百万円まで進捗しており、業績予想を上回ると踏んだからです。
そのため決算が発表されて予想を大きく上回ってくれれば、株価が上昇してくれると予想しました。
7359 東京通信
購入単価:1,777円
東京通信は、スマートフォン向けカジュアルゲーム開発・運営とアフェリエイト広告代理事業をおこなっている企業です。
上場日はグローバルインフォメーションと同じ2020年12月24日で、初値を付けた後すぐに下落していく展開でした。
こちらの株を初値で買った投資家は大きく損をしている状態です。IPOの初値買いはこういう事が良くおきるので、初心者には大変難しい投資といえます。
この銘柄を購入した点は、大きく3点あります。
1点目は、事業の柱であるスマートフォン向けカジュアルゲーム開発が単純に面白いと感じたからです。
最近のゲームを作る時は、お金をかけて大作を作ってその後沢山のユーザーに課金して収益を上げるというものが多いですが、同社は短時間で終わるゲームを沢山リリースしてその中で当たるゲームを探すというやり方を採用しています。
いわゆる「下手な鉄砲数うちゃ当たる」戦法です。(笑)
スマートフォンゲームをやるユーザーは、どちらかというとスキマ時間にやるライトユーザーが多いので、短時間で終わるゲームはユーザーのニーズにマッチしています。
また、通常ゲームを開発するのには多額の資金が必要で、作ったゲームの売れ行きが良くなかった場合大赤字になる可能性もあります。
しかし、同社の場合安価でゲームを開発するスキームを確立しているそうなので、たとえあまり売れ行きが良くなくても傷が浅くて済みます。
そのため、コンスタントに新しいゲームを開発し続けることが出来れば、安定して収益を確保することが出来ます。
2点目は、2020年の最終取引日である12月30日では、値段が下げ止まっていたことと、さすがに売られ過ぎと感じたからです。
3点目は、2020年度の業績予想が経常利益288百万円に対し、2020年3Qまでで299百万円とすでに予想を上回っており、業績予想を大きく上回ることが予想されるからです。
今回購入した2社は、どちらも上場後に株価が大きく下落し、その後下落が落ち着いている銘柄です。
どちらも、業績は悪くないですし将来性のある事業であると感じました。
実際株価が上がるかどうかはわかりませんが、その後さらに下がっていくようなら損切したいと考えています。
上昇すれば大人のお年玉になりますね。(笑)
まとめ
「IPO年末持ち越し投資」は11月・12月に上場した企業の内、株価が低迷している優良企業を見極めて年末に購入し、来年に持ち越して1月2月に物色されるのを狙う投資手法です。
初値買いで株価の上昇を狙ういわゆる「IPOセカンダリー投資」に比べ、安値で放置されている株を狙うため、損失が限定的になりやすく、上手くいけば大きく上昇する可能性もあります。
狙えるチャンスは年に1回だけですが、しっかり調査して購入すれば利益を出しやすい投資手法ですので興味のある方は今年の12月に挑戦してみて下さい(12月に行う投資手法ですので試せるのは大分先になってしまいますが…)
これからも役に立つ投資手法や節約、節税などを紹介していきます。
最後に投資は自己責任ですので、ご自身で判断して投資するようお願いいたします。
ではまた次の記事でー