どうもーくまおです。
一つ前の記事で書いていますが、投資初心者の方におすすめしたいのが「IPO投資」です。
「IPO投資」は再現性が高く勝率の高い投資ですので、初心者でも始めやすい投資手法です。
ただし、投資ですので絶対はありません。
せっかく購入したIPO株で損をしては悲しいですよね。
投資を始めたばかりであればその損失でやる気を失い、最悪自分には向いていないと思ってやめてしまう人もいるかもしれません。
それではあまりにも勿体ないと私は思います。
せっかく投資をやろうと勇気を出して一歩を踏み出したのですから。
今回は、元々勝率が高い「IPO投資」で勝率をさらに高める方法について記事にします。
チェックポイントを確認して負けない「IPO投資」を心がけましょう。
目次
初値が上がるIPOを取得するには
まずIPOは基本的に抽選に応募し、当選することで購入することができます。(裁量配分もありますが、資金力がないと配分される可能性は低いです)
しかし、抽選に参加する前に新規上場する企業の初値が公募価格以上になる企業に応募しなければせっかく当選しても意味がありません。
そのため抽選に応募する前に入手できる情報から4つのチェックポイントをまとめておきます。
- 会社の時価総額が高くないこと
- マザーズに上場していること
- VCやSOの数が多くないこと
- 目新しい業務内容であること
IPO投資で勝率を上げる4つのチェックポイント
1.会社の時価総額が高くないこと
上場する企業の時価総額が多いとそれだけ株数が多い事を意味します。そうすると寄り付きで売却される株が多くなり、初値が上がりにくくなってしまいます。そのためなるべく時価総額は低い方が初値の上がる可能性が高くなります。
具体的には時価総額が200億円以下の企業を選ぶようにするのが良いでしょう。
2.マザーズに上場していること
マザーズとは新興企業向けの株式市場のことです。マザーズは時価総額や株主数などの基準が1部や2部に比べ緩く、赤字でも上場できることからベンチャー企業など比較的創業から年数が短い企業が上場しています。
若く勢いのある企業は将来の期待が高いことから人気が出やすく「初値」が高くなりやすい傾向にあります。
また、ジャスダックも新興企業向けの株式市場ですので狙ってみてもいいでしょう。
3.VCやSOの数が多くないこと
VC(ベンチャーキャピタル)はその新規上場する企業に上場する前に資金提供する代わりに未公開株を貰った投資会社の事です。SO(ストックオプション)は、その企業で働いている従業員が給料の代わりに自社の株を決められた金額で購入することが出来る権利で基本的に安価で株式を購入する事ができます。
どちらも上場したら株式を市場に売却して資金化することで利益を得ようとします。
そのため、VCやSOが多い企業は初値で買おうとしている株主から警戒されるので初値が上がりづらい傾向にあります。
逆にVCやSOのまったくない企業やロックアップという創業者やVCが売却するための条件がきつくかけられている場合は、安心感からか「初値」が期待できますので狙い目です。
4.目新しい業務内容であること
IPOをする企業の業務が他に上場している企業にない魅力的な内容の場合、人気化しやすく初値が期待できます。逆にありきたりな業務内容の場合あまり初値が期待できな可能性があります。
他にも細かい点はありますが、以上4つを見て判断をするだけでも勝率はさらに高くなります。是非確認するようにして下さい。
4つ全部当てはまらない場合もありますが、ある程度満たしていれば公募価格を下回るまでにはいかない事が多いです。
慣れれば時間もそれほどかからないので、勝率を少しでも上げたい方はぜひ確認するようにして下さい。
特に「会社の時価総額が高くないこと」は重要で、上場する前から規模が大きい会社は、それだけその会社の株を持っている人が多く、初値が上がりづらいことを意味していますので必ず確認するようにしましょう。
何も確認しないで応募すると痛い目をみる
くまおも「IPO投資」を始めたころは、上記4つのチェックポイントを全く気にしないで応募していました。
抽選で最初に当選した企業は時価総額が高く発行株数も多い企業でした。しかし、当選した嬉しさからそのまま購入してしまい、結果初値が公募価格を下回ってしまいました。
その後さらに下落してそのまま塩漬けになり落ち込んだのを覚えています。
そのまま数か月保有していましたが、たまたま株価が上昇するタイミングがあり何とか公募価格で売却することができましたが、株価が戻らない可能性もあります。
この時にいくら「IPO投資」が勝率の高い投資方法だといっても必ず勝てる訳ではないということがわかりました。
ですので全てに応募するのではなく、今回紹介したチェックポイントを参考にしてある程度フィルタにかけてから投資することによって勝率を高めるようにしましょう。
皆さんも今回紹介した4つのチェックポイントを抽選に応募する間に確認して、なるべく負けないようにして下さいね。
最後に投資は自己責任ですので、ご自身で判断して投資するようお願いいたします。
ではまた次の記事でー