節約

変額保険を辞める4つの理由

こんにちは くまおです。

皆さんは将来のために備えていますか?

家族がいる人は収入が自分の給料だけの場合、もしも働けなくなってしまった時のことを1度は考えていると思います。

そのために何ができるか。

今後生活に困らないだけの財産があれば一番ですが、普通のサラリーマンで家族が生活に困らないだけの貯蓄をするのはなかなか難しいです。

その貯蓄では足りない部分を補うために利用するのが保険です。

しかし一口に保険と言っても保険会社は沢山あり、内容も微妙に違ったりして自分で選ぶのは大変です。正直内心は自分に合った保険を探すのは面倒くさかったりします。

私も昔そのように考え、妻の勧めもあって保険代理店に向かいました。

この時は今ほど金融リテラシーが高くなく、いやむしろ低い方でした。

今思えば、保険代理店の店員からしたら「鴨が葱を背負ってきた」と思われていたかもしれません。

そしてもしも自分に何かがあった時のための備えとして進められたのが「変動保険」でした。

今回は自分で入っている保険が本当に得なのか。そしてこのまま入り続けていいのかを検証してみます。

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変動保険とは何か

変動保険は生命保険の一種ですが、通常の生命保険では保険金額をあらかじめ決めるのに対し、変動保険は保険金額が運用実績によって変動する保険です。

生命保険ですが、運用先を自分で決めるので投資に近い商品です。

また、解約返戻金も元本保証されていません。

解約返戻金などの金額も運用実績に依存する代わりに比較的安い保険料で抑えらえているのが特徴です。

最近、こうした変動保険が増えていますが契約内容が複雑であったり、元本保証されていなので、よく内容を理解して契約する必要があります。

今回自分で調べてみた結果、現在契約している変動保険を辞めることにしました

変額保険を辞める4つの理由

1.途中解約すると大きく元本割れすることがある

変額保険は、支払った保険を独立した「特別勘定」で管理・運用する保険です。

運用する内容は自分で設定して、その金額に応じて受け取れる保険額が変動します。

そして保険額を安く設定するために、解約返戻金が決められていません。

解約するときに株式市場が悪いと大きく元本割れするリスクがあります。

2.払込終了後も途中解約で元本割れすることがある

加入している変動保険は65歳満期ですが、満期後でも解約返戻金が決まっていないため、株式市場の状況によっては、元本割れをすることがあります。

すぐに解約する必要でないのであれば株価が戻るまで待てばいいですが、途中解約をするという事は、何かしらで資金が必要なわけですのでその時に損失が出てしまう可能性があるのはマイナス材料です。

資金が必要な時期に解約できない=流動性が低いという事になります。

3.自分で運用した方が得をする

変動保険は、運用利回りが決められた利率以上であれば保険金が増額されるという商品です。今回契約している変動保険がプラスになるために必要な利率は年利3%以上となっていいます。運用利回りが3%以下の場合でも基本保険額が決められており、もしもの場合でもその金額は支払われます。

では、実際契約している内容で総支払額に対する基本保険額の利率を計算してみました。

総支払額  1,442,336円

基本保険額 2,000,000円

運用利回り 1.9%

計算してみた結果、1.9%の運用で基本保険額に到達することがわかりました。

運用利回り3%以上の部分がプラスになりますので、3%から1.9%の間は保険会社の取り分ということなのでしょう。

では、自分で運用利回り3%の場合最終的にいくらになるか計算してみました。

総支払額     1,442,336円

最終運用金額   2,416,715円

基本保険額との差   416,715円

運用利回り      3.0%

なんと、変動保険の基本保険額と自分で運用した場合との差が416,715円もありました。

変動保険は、支払った金額から毎年運用手数料や信託報酬などの費用がひかれているので、3%以上で運用できた場合は、さらに差が広がります。これならば自分でETFや投資信託を購入して運用した方が得をすることになります。

4.保険料は必ず払わなければならない

保険全般に言えることですが、毎月(毎年)保険金額を納めなければその保障を受けることは出来ません。

不慮の事故や三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)などになった場合、以後の保険料が免除される特約などもありますが、単純に子供の学費が嵩んで保険料の支払いが出来ないなどの経済的な理由では支払いが免除されることはありません。

日々生活しているなかで、どうしても一時的に資金面で苦しくなることはありえますが、そういった場合でも支払続けなければならないというのは大きな負担です。

自己資金のでの運用であれば、資金的に厳しい月は積立を減額したり、一時的に積立を中止するなど臨機応変に対応することが出来ます。

なぜその保険に入るかを考える

まず、保険に加入するうえで確認しなければならないことは、なぜその保険に入らなければならないかを考える事です。

自分が病気になって働けなくなった時に不足した生活費を補うためなのか、自分にもしもの事があった時に子供の学費のためなどが主だった理由でしょうか。

そして、どれだけの金額が必要なのか、保険で補わなければならない金額を調べておく事が正しい保険に加入するために必要な情報になります。

正直この変額保険を加入した時はそこまで考えていなくて、保険代理店が試算した結果を鵜呑みにして自分が不足している金額が試算されていきました。

ただ、保険代理店も商売ですのでこちらの不安を煽るように必要な金額を多めに試算して、保険を加入するように勧めてきます。

こういう時に自分の中で、いくら不足になっているので保険で補う金額がいくら位なのかを把握していると無駄な保険に加入することがなくなります。

くまおの場合、結婚する前は医療保険しか加入していなくて、子供が出来たら生命保険に入らなければならないという固定概念で加入した節がありました。

大切なのはなぜその保険に加入しなければならないのか。

間違えても周りの人が加入しているから自分も加入するという根拠のない理由で加入しないようにしましょう。

保険はうまく使えば、自分の生活の安全性向上に一役買ってくれますので、正しく現状を知って無駄のない保険に加入するようにしましょう。

ではまた次の記事でー

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