休日はどうしてもゆっくりしたい。毎日仕事に追われて体がへとへと。
家族サービスや家事の手伝いなど、なかなか自分の時間が取れない。
子育て世代の方はどうしてもこうなってしまいますよね。
毎日お仕事や家族サービスお疲れ様です。
どうも子育て世代のくまおです。
私も休日はのんびりしたいですが、未来の自分への投資のために仕事で役に立つExcelや株式の勉強などをしております。
どれだけ変わるかわかりませんが、休日何もしないとこのままでいいのかと未来に漠然とした不安を感じるのでやるようにしております。
もし同じように未来に不安を感じて特になにも行動をしていないのであれば、なんでもいいので自分が気になる事を調べたりしましょう。
私もずっと行動できない人間でしたが、やってみると案外面白いし無駄にはならないと思います。
ぜひ一緒に頑張りましょう。
話がそれてしまいましたが、今回も日本の高配当株を紹介します。
目次
【株式紹介】4326インテージホールディングス
1.企業概要
インテージホールディングスの事業は「マーケティング支援(消費財・サービス)」「マーケティング支援(ヘルスケア)」「ビジネスインテリジェンス」3事業からなります。事業の内容は下記の通りとなっております。
①マーケティング支援(消費財・サービス)
パネル調査やリサーチから得られたデータを高度なリサーチ技術やデータ解析力などを駆使し、消費財メーカーをはじめとする多種多様なお客様のマーケティング活動のトータルサポート
②マーケティング支援(ヘルスケア)
医薬品開発とマーケティング活動をサポートするためのサービスを提供。
③ビジネスインテリジェンス
システム構築、運用、維持・管理、ソフトウェアの開発・販売、データセンター運用のほか、AI(人工知能)を利用した企業向けコンサルティングやモデル開発、システム関連のプロセス改善の支援など経営戦略の支援
インテージホールディングスという社名で事業内容を言える方はそんなに多くないかもしれませんが、「キューモニター」といえばピンとくる人も多いと思います。
企業からある商品の調査依頼を受けて、それに対して「キューモニター」というモニターサイトを通して個人のその商品に対する認知・興味・関心・購買意欲などを調査して、その結果を解析して企業のマーケティング活動をサポートするというのが大まかな流れになっております。
インテージは1960年からマーケティングリサーチを行う、日本におけるマーケティングリサーチのパイオニアとして運営しております。
今なら沢山のリサーチ会社がありますが、60年も前らかリサーチという事業に目を付けているあたり、創業者の先見の明が伺えますね。
2.株価
株価:883円(2020年7月22日現在)
2018年1月頃は1500円にタッチするところまで上昇しておりましたが、その後2018年2月に1100円台まで暴落しました。暴落後は下降トレンドに入り、1年で800円までになってしまいました。その後は800円~1000円のレンジで上限を繰り返しておりましたが、コロナでそのレンジが下方向にブレイクし、700円を一時割るところまで下落しております。その後は回復し800円台後半で推移しております。
コロナという外部要因で下落をしておりますが、800円という金額が一つのボーダーラインのようですので、800円以下なら比較的安心して買える金額かもしれませんね。
3.営業収益
営業収益は2013年3月期から右肩上がりを続けております。
2020年より決算期を3月から6月に変更しており、2020年のみ2019年4月から2020年6月まで15か月分の営業収益となっております。そのため2020年度末決算はまた発表されていないので、決算予想値となっています。
2020年3月までの営業収益は562億円でしたので前年を上回っていますが、実は2020年6月の予想については下方修正されております。
修正理由は下記の通りとなっております。
新型コロナウイルス感染症の影響により、マーケティングリサーチの事業におけるオフライン調査の中止または延期の発生のほか、全てのセグメントでお客様における予算削減等の影響や新規営業活動の制約により案件数の伸びが鈍化しております。オンライン調査など代替手段へのシフトは進んでいるものの、オフライン調査や営業活動が従前の水準に戻るのには時間を要するものと見込んでおります。これらの状況を踏まえ、売上高、営業利益、経常利益につきまして前回の予想を下回る見込みとなりました。
(2020年6月16日 業績予想の修正に関するお知らせ)
このことから営業収益が710億円から670億円へ40億円減少しております。
やはりここにもコロナの影響が出ていますね。短期的にはマーケティング費用は材料などの直接的な費用ではないので削減の対象になってしまいがちです。
コロナが落ち着けば企業もマーケティング費用に予算を回すことが出来るようになりますので、そうすれば営業収益も回復してくるでしょう。
4.営業利益・営業利益率
営業利益は2013年3月期から2017年3月期までは、33億円から43億円と順調に成長しております。2018年3月期にやや減少しますが2019年3月期はまた43億円に回復しております。直近の2020年6月期は37億円と前期に比べ5億円減少しております。
2020年6月期は15か月と決算期が3か月長い事、2020年3月期までの営業利益は46億円でしたので、2020年4月~6月までの3か月で営業利益が9億円減少していることになります。
コロナの影響をもろに受けたため減少しております。来年度もすぐにはコロナが収まらないと思われますのでどこまで利益に影響が出るか心配です。
営業利益率は2013年3月は8%前半から2017年3月期には8%後半まで上昇しています。2018年3月期には7%台に下落し直近の2020年6月期は5.44%と大幅に悪化しております。
セグメント別に見てみますと、主事業の「マーケティング支援(消費財・サービス)」は直近の2020年3月期で営業利益21億円と全体の4割を占めています。営業利益率は6%となっています。
「マーケティング支援(ヘルスケア)」事業は直近の2020年3月期で営業利益17億円で全体の4割弱となっております。営業利益率は12.5%と「マーケティング支援(消費財・サービス)」と比べて高い利益率となっています。
「ビジネスインテリジェンス」事業は直近の2020年3月期で営業利益7億円で全体の2割弱となっております。営業利益率は10.0%で前期の同事業比で3.6%上昇しております。
中核の「マーケティング支援(消費財・サービス)」事業を確実に伸ばしつつ、高い利益率の「マーケティング支援(ヘルスケア)」事業をさらに伸ばすことが出来れば全体の利益率が改善され、さらなる利益増となることでしょう。
そのためにはやはりコロナの終息が不可欠です。早くコロナが終息してほしいですね。
5.1株当たり配当金・配当性向
1株当たり配当金は、2013年3月期には12.5円だったのが2020年6月期予想では30円と7年で2.5倍近くになっております。直近は22円から30円と大幅に増加しており株主還元に積極的なのが伺えます。
配当性向は2013年3月期は40.23%とやや高めですが、その後は20%台と比較的余力のある割合で配当金を支払っています。2020年6月期予想では当初の予想通りで配当するということでしたが、利益が前期と比べ大幅に減少しますので、配当性向が急上昇することが予想されます。
高配当株投資は、その高配当が長く続く事を前提として投資していますので、経営に無理がない範囲で配当してほしいですね。
6.株主優待
インテージホールディングスは株主優待もおこなっており、保有株数に応じて年1回いただくことが出来ます。
条件は毎年9月30日現在で株主名簿に記載されている必要があるので、配当金狙いで配当金の権利基準日に購入しても貰う事が出来ないので注意が必要です。
私は、コロナで大きく株価が落ち込んだ3月に購入しましたので今年はいただくことが出来ません。
来年のお楽しみということで気長に待つことにします。
ちなみに、こちらの100株から5,000株まで保有株数に応じて5段階に分かれています。
①100株以上199株以下
Kids Smile QUOカード 500円分
②200株以上399株以下
Kids Smile QUOカード 1,000円分
③400株以上 999株以下
2,000円相当の選べるギフト又はKids Smile QUOカード 2,000円分又はジェフグルメカード2,000円分又は花とみどりのギフト券2,000円分
④1,000株以上 4,999株以下以下
4,000円相当の選べるギフト又はKids Smile QUOカード 4,000円分又はジェフグルメカード4,000円分又は花とみどりのギフト券4,000円分
⑤5,000株以上
8,000円相当の選べるギフト又はKids Smile QUOカード 8,000円分又はジェフグルメカード8,000円分
5,000株以上になると松坂牛やうなぎ蒲焼など豪華ですね。ちなみに私は400株保有しておりますので来年は2,000円相当の商品をいただける予定になっております。
2,000円相当のグルメギフトだとあまり良いのがなさそうなので、QUOカードにしようかなと思っております。ちなみにこのKids Smile QUOカードはカード1枚につき50円が、東日本大震災被災地の子どもたちを笑顔にするための活動に寄付されるそうです。QUOカードを貰うことで寄付も出来るのは大変良いですよね。
インテージホールディングスはコロナの影響もあり来期はあまり業績が良くないかもしれませんが、ワクチンの開発ができるなど事態が沈静化していったら業績も回復していくはずですので、今の比較的購入しやすいタイミングで仕込んでおくのもよいでしょう。
私もまた800円を割り込むようでしたら追加購入を検討しております。
最後に投資あくまで自己責任ですので、ご自身で納得して購入をお願いいたします。
ではまた次の記事でー