株式投資

【株式紹介】3197 すかいらーく

どうもー くまおです。

くまおの投資戦略は基本的に高配当株への投資を中心としています。

それは、会社員を続けながら安定したキャッシュを得るには高配当株への投資が一番自分には向いているからです。

そのため、なるべく給料を高配当株に投資できるように節約をしています。

ただ、節約ばかりでは疲れてしまうので、たまには家族で外食をして節約のストレスを発散しています。

今回は、そのストレス解消に家族で一番よく良くファミリーレストラン「ガスト」を運営する会社3197 すかいらーくを紹介します。

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【株式紹介】3197 すかいらーく

1.企業概要

すかいらーくは、1962年に創業し「レストラン事業」を主に展開している企業です。すかいらーくのブランドは「ガスト」・「バーミヤン」・「ジョナサン」・「夢庵」などがあり、和・洋・中さまざまなレストランを展開しています。

店舗数はグループ全体で3,261店(2020年6月30日現在)となっております。

売上高は、同業種のすき家などを展開する「ゼンショーHD」に次ぐ第2位となっています。

全国に店舗がありますので、皆さん一度は利用したことがあるのではないでしょうか。

私も子供の時から家族で今は無き「すかいらーく」に行っていました。

子供の頃はファミリーレストランに行くのもとてもわくわくして嬉しかったものです。

すかいらーくが展開するレストランは、比較的安価で何かとお金のかかる子育て世代にも優しいブランドが多いです。

2.株価

3197 すかいらーく

株価:1531円(2020年9月18日現在)

コロナ前は、アベノミクスの波に乗り順調に株価を伸ばしており、2019年12月に2244円まで株価を伸ばしていました。

その後コロナウィルスが蔓延したことによる緊急事態宣言の発令で、自粛ムードが高まり外食業界は影響を大きく受けました。

コロナショックにより、1350円まで株価を下げましたが、そこからは一時1850円代まで回復していました。

しかし、外食業界はコロナにより売上が大きく減少おり、決算にもその影響が出てきていることから、株価は徐々に下がっています。

現在の株価は1531円であり、今後の決算の結果によってはもう一段下がる可能性があります。

くまおは、株式投資を始めた比較的初期から同社株を100株保有しております。

今の株価は何とか含み益がある状態ですが、これ以上下がると厳しいですね。

3.営業収益

2013年からは2019年までは順調に営業収益を伸ばしております。

2019年の営業収益は3754億円となっており、外食業界ではゼンショーHDに次いで第2位となっています。

2020年6月期(第2四半期)の営業収益は1390億円となっており、対前年同期比で484億円減(△25.8%)になっています。

コロナによる自粛で3月頃から売上高が減少しており、4月は前期比△58.2%・5月は前期比△47.8%と半分近くまで激減しています。

6月からすこしずつ戻っており、6月は前期比△30.6%・7月は前期比△26.4%・8月は前期比△26.8%となっております。

コロナにより外食を控えるなど環境が大きく変わってきているので、店舗だけの売上に頼るのではなく、デリバリーやテイクアウトに力を入れたおかけで売上は回復してきています。

特にテイクアウトは大きく上昇しており、2020年度第2四半期では前期比で300%以上上昇しています。

4.営業利益・営業利益率

営業利益は2013年から2016年までは上昇しておりますが、2017年からは減少しています。

2016年の営業収益は312億円から比べると、2019年は206億円に減少しております。

これは、店舗数増加や人件費単価の上昇などにより人件費や販管費が上昇している影響です。

2020年度第2四半期は、営業収益が大きく減少した影響により△181億円となり、赤字に転落しております。

第2四半期は一番営業収益が減少している4月~6月分が反映されているので、大変厳しい決算になっておりますが7月・8月とすこしずつ改善されてきておりますので、第3四半期の営業収益はもう少し改善されるでしょう。

5.1株当たり配当金・配当性向

2016年は1株当たり38円の配当金を支払っており、2018年までは38円と同額で推移していました。

2019年は1株当たり19円と半額に大幅減配されています。

そして、2020年については第2四半期までで赤字に転落してしまい中間配当は無配となっています。

高配当株を投資する身としては、配当金を「毎年」「継続的」に得るというのが投資方針の大きな目的の一つですので無配は大きな痛手です。

もしこのまま配当を得られない事が続くと、売却するか検討しなければなりません。

配当性向は2016年では38.65%とまだ配当を出す余力がありましたが、年々上昇しており、2019年度は減配したにも係わらず64.4%と高い水準になっております。

営業収益の伸びに対して費用の上昇が年々大きくなっており、利益を圧迫しているのが原因でしょう。

デリバリーやテイクアウトの売上が急激に伸びていることから、これらの売上をさらに伸ばしながら費用を抑制するようにすれば利益は改善されていきます。

特にテイクアウトは、店舗での営業より人件費が掛からないでしょうから、今後はテイクアウト専門の店舗を作るのも一つの手かもしれません。

6.株主優待

すかいらーくでは、株主優待が設定されています。

100株以上保有で3,000円分の自社店舗で使える優待カードが年2回貰えます。

1回目の基準日が6月、2回目の基準日が12月となっております。

すかいらーくは、和・洋・中のレストランを展開していますので、その時の気分で食べるものを変えられて大変使いやすい優待になっております。

くまおも同社の「ガスト」や「ジョナサン」を株式保有前からよく利用していましたので、株式投資を始めてからこの株主優待を期待して同社株を購入したのもあります。

また、すかいらーくの優待は保有数に応じて貰える優待カードの金額が増加します。

保有株数に対する優待カードの金額は下記の通りです。

100株~299株 年間合計6,000円分

300株~499株 年間合計20,000円分

500株~999株 年間合計33,000円分

1,000株以上  年間合計69,000円分

1000株以上保有で年間69,000円分と高額な優待が貰えるという優待に積極的な企業です。

しかし、「コロナウィルスの影響により不透明な経営環境が続くなかで、今後も持続的な成長の追及する」という理由から、株主優待が改悪されています。

変更後の優待カードの金額は下記の通りです。

100株~299株 年間合計4,000円分

300株~499株 年間合計10,000円分

500株~999株 年間合計16,000円分

1,000株以上  年間合計34,000円分

軒並み減っていますね。300株以上からは、全て半額になっています。100株保有の場合は6,000円→4,000円ですので幾分ましですかね。

今回貰った優待が変更前最後の分になるので大事に使わせてもらいます。

すかいらーくの個人株主は優待目的で保有していた人も多いですので、優待の改悪は株価に大きな打撃を与えています。

優待変更の出た次の日の株価は1,521円と前日比で9.7%減下落しました。機関投資家の売りもありますが、個人投資家の失望売りも多く含まれているでしょう。

コロナで業績が悪化しているため仕方がないことですが、配当無配+優待改悪はかなり厳しい措置ですね。

最近では、コロナにより業績が悪化した企業で株主優待の改悪や廃止が起きておりますので、優待目的ばかりで購入するのは危険です。

よく、購入する企業の業績を確認して、長期に渡って株主優待を持続できるかも確認したほうが懸命です。

今後の保有について

すかいらーくは、外食業界第2位の大企業でありますが、現在はコロナにより大変厳しい経営が続く事が予想されます。

くまおは、元々配当も良く優待も充実していることから長期保有目的で購入した経緯があります。

同社は経営状況が厳しいため、無配当+株主優待改悪というダブルパンチで高配当株と言えるぎりぎりの水準まで配当利回りが下がっています。

今のところ購入したタイミングが良かったため何とか含み益が出ていますが、いま以上に株価が下がる可能性も十分にありますので、注視する必要があります。

とりあえずは、第3四半期決算の状況を確認してから今後保有を続けるか決めたいと思います。

もし、同社が気になり購入するか迷っているのであれば、今後大きく株価が下げる可能性もあるのでそのタイミングで購入するのもありです。

その場合は、外食業界は厳しい時期が続くので長期保有しても問題ない余裕資金で購入することをお勧めします。

最後に投資あくまで自己責任ですので、ご自身で納得して購入をお願いいたします。

ではまた次の記事でー

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